エキスパート試験の概要

エキスパート試験、実際にはインターミディエイトの4つの試験と”ライフサイクル全体の管理(MALC)”の試験を指しますが、かなり特徴的な試験です。

 

試験時間:90分

     ※母語以外で受験する場合、辞書の使用が認めれられ、

      試験時間は30分延長

問題数 :8題

出題形式:四肢択一の筆記試験

満点  :40点

合格点 :40点中28点(70%)

特徴  :傾斜配点を採用

 

おそらくエキスパート講習会の一連の流れのなかで受験することになると思います。

 

試験はシナリオが提示され、それに対する問題が8題。シナリオと問題は1対1の場合もありますし、1つのシナリオで複数出題される場合もあります。筆記試験といっても、マークシートを塗りつぶすタイプです。ただし、機械処理されるものではなく、手作業で採点されるようです。

 

特徴的なのは傾斜配点を使用していること。四肢択一ではありますが、1つの正解と3つの誤りの選択肢ではありません。四肢は順に5点、3点、1点、0点と点がつけられています。つまり三肢は正しい記述が少なからず入っているということ。5点の肢と3点の肢に明確な差がないこともあり、受験者を非常に悩ませます。実務経験者には3点の選択肢のほうが正しく感じる問題もあったり。

 

また英語問題の日本語訳がこなれておらず、なにを問われているのか悩むことも。研修でも模擬問題を解いても、5点の正答に納得行かないこともあります。しっかり勉強しても満点は難しいかも。しっかり試験対策講座を受けて、ITIL試験の独特の世界に慣れておくことが必要です。

 

オール5点は難しいことを考えると、合格の秘訣は0点、1点をひかないこと。3点は合格の許容範囲です。(全問3点の場合、3点×8題=24点で、合格ラインに達しませんが)

 

あと、試験は途中退席OK。問題用紙は持ち帰りできません。